2019年5月 6日

ぺるしぃ (銀座)

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ありがとう、さよなら、ぺるしぃ。

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2015年2月 6日

ばらーど タマゴトースト (京橋)

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*2015年2月20日にて京橋の店は閉店。中野へ移転。

今日は玉子。そう思うと、どんな状態の玉子かとか、どんな玉子料理かとか、どの店でかと悩む要素がありすぎて、いつも悩ましいが、今日はすんなりと「そうだ、ばらーど」と閃いた。京橋の美々卯がある通り、イタリアンレストランの脇にある狭い階段を上った2階。空気までセピア色に見える古い小さな喫茶店だ。

以前、摘まんだ指が沈み込む柔らかいパンで、焼き立ての玉子とレタスを1枚挟んだタマゴサンドを戴いたことがあったが、それとは別に「タマゴトースト」(430)というメニューがあって、気になっていたのだ。

カシャカシャと玉子を掻き混ぜる音がして、暫くすると運ばれてきたのが、これ。トーストしたパンに、焼き立ての玉子を挟んだサンドイッチ。軽く焼いて少しカサカサした表面とは裏腹に、ふかっとしたパンは、柔らかい焼き立ての玉子と一体になって、口にとける。これはとても好きだなぁ。丁寧にいれてくれるブレンド(350)も美味しい。

メニューボードの隣には、丁寧に書かれた閉店のお知らせ。京橋の再開発に伴って、220日で閉店するそうだ。神田・上野を経て、京橋で26年。神田から数えると41年だそうだ。今日もほぼ満席の店。随分多くの方が、ここで癒されたのだろう。


今日の閃きは、虫の知らせだったのだろうか。閉店前に来られた幸運と、無くなってしまう寂しさ、もう少し訪ねたかったという後悔が入り乱れて、遣る瀬無い。

【お店情報】
ばらーど 京橋3-7-11 地図

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2014年3月27日

阿沙緒 牛すじスンドゥブ (銀座)

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なんだか牛すじ。どうしても牛すじ。けれども、カレーや牛すじ煮込み丼のようなものじゃなくて……と思うと、これが難しい。ホントに他になかったっけ、と考えてみると、阿沙緒に牛すじのスンドゥブ(950)があったことを思い出した。しかも、今日は、温かさに慣れた体には、少し寒い雨。なんてお誂え向き。エライぞ、自分。

辛めに作って貰ったスンドゥブには、目的の牛すじがぷにぷにゴロッと。いつも頂く海鮮のスンドゥブよりも食べ出があるような気がする。お好みで選ぶ副菜には、悩みに悩んでチャプチェとチヂミ。いつも二つに絞りきれないのが、悩ましくもうれしいんだ。

雨の中見上げれば、銀座桜通りの桜は、色付き始めた蕾に、ほころぶ数輪。来週になれば、一斉に咲き誇るのだろうか。

【お店情報】
阿沙緒 銀座1-5-2 西勢ビルB1 ぐるなび

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2014年2月28日

ばらーど タマゴサンド (京橋)

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*2015年2月20日にて京橋の店は閉店。中野へ移転。

京橋の美々卯がある通り。イタリアン「ボッテガイヤ」の店の脇にある狭い階段を上がった2階にあるのが、喫茶店「ばらーど」。こちらのタマゴサンドが美味しいという有り難いコメントを頂戴して、ぜひ伺いたいと思っていた喫茶店だ。

スライド式の扉を開けると、そこかしこに年がついて、空気までセピア色を帯びてみえる。漫画に雑誌、スポーツ紙が並び、それぞれのテーブルには灰皿、ふかふかのムートンが敷かれたソファに座ると、熱々のおしぼりが手渡される。なんて見事なサラリーマンのオアシス。

BGMのクラシックに混じって、聞こえてくるのは、カシャカシャと玉子を掻き混ぜる音。続いて、ジュ~と焼ける音。耳を欹て、出来上がりを想像しながら待つ時間も愛しい。

届いたのは、焼き立ての玉子にレタスを1枚挟んだサンドイッチ(500円)。手にとると、パンの柔らかさに指が沈み込み、玉子の熱がじんわりと指先に伝わってくる。特徴的なのは、甘い玉子。けれども、食べ進めるほどに、不思議と馴染んでいくから面白い。温かみも手伝ってどこかホッとするし、酸味のあるブレンド(330円)との相性かもしれない。

外神田で始め、上野を経て、京橋で四半世紀。ビルの2階にあるファザードには、「コーヒーを楽しむ店」とある。店に入ったときは静かだったが、12時を過ぎると、近所にお勤めと思わしきサラリーマンや制服姿のOLが続々と訪れ、コーヒーを頼む。カフェではなくて、喫茶店。愛される理由がちゃんとある。

【お店情報】
ばらーど 京橋3-7-11 地図

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2014年1月15日

阿沙緒 海鮮スンドゥブチゲ (銀座)

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この寒さに、本当は大盛りのチゲで暖を取りたい気分だったが、このところの漢城軒は、12時前でも15分~20分待ち。でも、今日はどうしてもスンドゥブチゲ。ということで、一丁目の阿沙緒。

最近は、チゲの他、日替わりでプルコギやビビンパ、オムライスを等も提供。入口の看板をみると、今日はオムライスの日。玉子好きとしては気になるところだけれど、今日はスンドゥブでなければならないのだ。

スンドゥブは、海鮮、牛筋、トマト、生クリーム入りのクリーミースンドゥブの4種類。今日は定番の海鮮を辛めに作って貰った。器は小さいが、浅利や海老、豆腐がギュッと詰まって、牛骨ベースのコクあるスープもアツアツでホッカホカ。副菜やデザートを選べるというのも魅力。今日はニラチジミと菜の花の胡麻味噌和え。他、チャプチェや自家製の杏仁豆腐やマンゴープリン等。

それにしても、やっぱり気になるのはオムライス。ブラックペッパーが効いた大人味なんだそうだ。よし、次はオムライスの日を狙って。

【お店情報】
阿沙緒 銀座1-5-2 西勢ビルB1 ぐるなび

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2013年10月 8日

阿沙緒 海鮮スンドゥブチゲ (銀座)

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そういえば、久しく漢城軒に行ってないなとインズへ向かったところ、いつもは見ない店前の行列に、ある店では「午後1時30分まではお二人以上でのご来店をお願いします」なんていう看板。何事か?とキョロキョロしてみると、500円ランチデーらしい。なるほどそういうことかと漢城軒に行ってみると、やっぱり行列。

あぁ、今日はダメだ。けれども、口はすっかりチゲになっていたから、近くの阿沙緒へ駆け込んだ。昼は、スンドゥブ専門店になっている阿沙緒。今日は、海鮮、先日頂いた牛すじ、トマト、クリーミーチゲの4種類が用意されていて、一番思い描いた味に近い海鮮スンドゥブを(850円)。器は小さいが、浅利に海老に豆腐がギュッと詰まって、牛骨ベースのコクあるスープもアツアツで旨い。

スンドゥブのみの提供になって良かったと思うのは、副菜が選べるようになったこと。チヂミに野菜の炒め物や和え物、スープや手作りというデザートまで。今日はカレー味のチヂミと、海苔とキムチ入りの玉子焼きをチョイス。やっぱり「玉子焼き」の文字を見たら、外せるわけがないのだ。

それはそうと、漢城軒。調べてみたら、もう5か月も伺ってないことが判明。必ずや近々。

【お店情報】
阿沙緒(あさお) 銀座1-5-2 西勢ビルB1 ぐるなび

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2013年8月31日

おおはま(阿佐ヶ谷)

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自分がこのブログを書いていることをご存じの数少ない人だからか、「他に行くところがあるじゃないですか」と大濱さんは云う。これに対して自分はいつも、「ここに入れないからですよ」と答える。多少の冗談も入ってはいるが、それは至って本音だ。そんな大好きな店が、今日を以って閉店する。

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2013年8月20日

阿沙緒 牛すじのスンドゥブ (銀座)

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辛いものが食べたくて、久しぶりに阿沙緒でスンドゥブ。ランチはスンドゥブのみになってからは初めて伺ったが、そのおかげでスンドゥブの種類が増えている。冷製スンドゥブなんて初めて見るメニューも気になるが、温かいものが食べたくて、こちらもお初の「牛すじのスンドゥブ」(950円)。コク味のあるスープに、牛すじもゴロゴロ。海鮮のスンドゥブよりも食べ出があると思う。

もう一つ変わったところは、お決まりだった3種類の惣菜のうち2種類が選べるようになったこと。チヂミや、お浸し、和え物、サラダ、デザートと選択肢が広がったのも嬉しいが、手の入ったものが多くなったことが好い。悩みに悩んで、ささみのおろし和えと、カレー風味のチーズチヂミを。冷やし茄子も気になるし、デザートの杏仁豆腐やマンゴープリンも自家製だそうだ。

韓国海苔の嬉しいサービスは、これまで通りだし、帰り際には「午後からも頑張って下さいね」と笑顔を添えて軒先まで見送ってくれたりと、心擽られる接客も相変わらず。自分には少々照れくさいけれども、ご常連らしい客を多く見受けるのは、料理だけでなく、きっとこんな持て成しのおかげ。

【お店情報】
阿沙緒(あさお) 銀座1-5-2 西勢ビルB1 ぐるなび

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2012年12月16日

おおはま (阿佐ヶ谷)

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*残念ながら、2013年8月末をもって閉店。

間違いなく今年も最もお世話になった店の一つ。仕事で遅くなってお腹を空かせて訪ねても、どこかで飲んでやってきても、必ず、美味しい料理と酒が迎えてくれる。

オープンして2年と少し。駅から徒歩10分弱。それも、表通りから見えない、中杉通りから斜めに入る小路沿いと、立地は全く恵まれていないが、10人も入ればいっぱいのカウンターはいつも満席の繁盛店。だが、10時を過ぎるころになると空席ができ始め、頃合いを見計らっていたご近所のご常連さん方が一人、また一人とやってくる。この1年伺って、写真に残した中から印象的な料理たちをまとめてご紹介。

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2012年2月 8日

与志万 かき釜めし (銀座)

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*2012.6.30をもって閉店。大塚へ移転。移転先 南大塚3-45-7

早いもので、もう2月。寒い時期に食べなきゃいけないものが多くて忙しいが、この店のかき釜めし(1,100円)も食べなければならないものの一つだ。

与志万は、釜飯と焼鳥の店。ランチタイムは、五目やとりそぼろなど9種類の釜めしが品書きに並ぶが、冬季限定のかき釜めしは、これを目当てに通う人も多い一品。

10分ほど待って運ばれてきた釜めしは、ぷっくりした牡蠣が6~7個入る。その姿にニヤリとしながら、小さなしゃもじで茶碗に装って、口に運ぶと、ご飯に染みた磯の香りに、仄かにゆずの香りが足された旨い香りが鼻腔を抜ける。食べ進むと、底にはいい具合のおこげ。先ほどまでとは異なる芳ばしい香りと、食感、味の変化に、ついつい夢中になってしまう。焼鳥屋らしい鳥スープをベースにした汁物と、香の物、デザートがつく。

この店のもう一つの名物は、毎月20日~24日までの「とりそぼろ釜めし」の580円サービス(通常780円)。給料日前に少しでもという、そんな心意気も嬉しい。

【お店情報】
与志万 銀座3-3-6 モリタビル1F ぐるなび

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