Bistroぺるしぃ (東銀座)
好きなことを伝える術が、もっとたくさんあればいいのに。
盛夏のぺるしぃ。毎度お馴染みの5皿で構成されるコースは、いつもと同じようにペーストの盛り合わせから。この日は定番の茄子のペーストに、銀鮭と北海道産のとうもろこし。
銀鮭は、南三陸町産。南三陸は、銀鮭の養殖発祥の地で日本有数の養殖地だったそう。震災による津波で養殖施設を失ったが、今年出荷がしたそうだ。とうもろこしは、北海道産。口にすると、瑞々しい軽やかな「らしい」甘さが存分に広がってニンマリ。
続く2皿目は、前回大感激した生ハム。ときめく淡い桜色に、仄かな燻香としっとりと柔らかな舌触り。この日は山形の三元豚。生で食べられるオクラに、静岡のインゲン、キュウリのピクルス、トマトと拘りの野菜も、皿に色を添えて。

魚料理は、我が三重県産の真鯛。実は、三重県は真鯛の生産量が全国トップクラスの一大産地。祝い事に使われるような立派なものはさておき、比較的身近にあった魚の一つ。この日は、パリリッの焼かれた皮目の香ばしさと、ほど良い締まりのある身厚な身の食べ応え。喰むと旨みが柔らかく広がって、思わず息が漏れる。黄色いラタトゥイユは、夏らしくてステキ。
じゅわりと旨さが弾ける地鶏に、自家製ベーコン。だだ茶豆とゴールドラッシュのキッシュに、ホクホクのメルヘンかぼちゃ、山梨のクレソンと脇も充実。
最後は、シェフ曰く「ぺるしぃの牛丼」。柔らかい牛肉に、旨い出汁、玉子がご飯に絡まれば、旨くないはずがない。締めくくりに相応しい幸せな一皿。
気軽さと心地好さ、驚きと「ぺるしぃだから」という安心感。すばらく伺わないと、すっかり「ぺるしぃが切れた」みたいになって、居ても立ってもいられなくなってしまう。たぶん、ここ10年のうちで、最も伺っている店の一つ。それでもまだ、好きになり続けているらしい。
【お店情報】
Bistroぺるしぃ 銀座3-11-8 第6丸嘉ビル1F 地図
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