銀座菊正 西京焼定食 (銀座)

打ち合わせが長引き、昼休みはもう目前。何を食べようか決めあぐねたまま街へ出た。いくつか気になっていた店を覗いてみたものの、どうにもピンとこない。そんな時、ふと思い浮かんだの銀座菊正。銀座松屋の裏手。賑わう通りから一本入った路地に佇む、小体な造りながら、凛とした清潔感が漂う店。
半地下と二階に分かれた店内。地下を覗くと、運のいいことに空席がある。けれども、あのチャーミングな大女将は、今日はご不在のよう。少し寂しさを感じつつも、品書きに目をやる。
今日の日替わり(お楽しみ)定食は、炊き込みご飯と鍋焼きうどん。この寒さだ、熱々のうどんは魅力的だし、炊き込みご飯も好物だ。けれども、午後の仕事への影響を考えると、炭水化物の重なりが少しばかり気にかかる。ならば、と選んだのは西京焼定食。木曜日の日替わりが西京焼きゆえ、わざわざ「西京焼き定食」を頼むことは少ないが、ここの西京焼きは大好物なのだ。
「10分ほどかかります」と声がかかってからじっくりと焼き始める西京焼きは、今日も惚れ惚れするほど立派。箸を入れれば、閉じ込められていた熱とともに「ほわり」と湯気が立ち上がり、艶やかな身がしっとりと解けていく。口にすると白味噌の甘い香り。品がよく、それでいてしっかりと白米を誘う塩加減。乗った脂も見事で、今日はこれで大正解と思わずに頬が緩む。
ほうれん草のお浸しに、大根の漬物。なめこの味噌汁と甘味として懐かしい「しるこサンド」まで添えられた至れり尽くせりの満足度。品書きを見れば、玉子焼き「1/2サイズ」だけではなく、「1/4サイズ」を追加というオプションが増えたよう。しかも+200円。次回の訪問時、また嬉しい悩みが増えてしまった。
【お店情報】
銀座菊正 銀座3-8-17 地図
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