すずらん 高知産初カツオ刺身定食 (荻窪)

週末から、どうにもなんとなくかつおの刺身が頭を離れなかった。そんなタイミングで、すずらんの日替わりに「高知産初カツオ刺身」の文字を発見。募っていたかつおへの想いが、一気に弾ける。
暖簾をくぐると、弾けるような威勢のいい声。この活気だけで、もう「当たり」を確信。カウンター越しに板場の手際を眺めながら待つ時間も、食いしん坊にはたまらないスパイス。
運ばれてきたのは、ため息が出るほど美しい艶やかな緋色の身。箸で持ち上げれば、指先に伝わる「むっちり、もっちり」とした弾力。この時期らしい、脂に頼らない赤身本来の力強い旨味。薬味には生姜、そして在宅勤務をいいことに、にんにくも遠慮なくたっぷりと。
12時を過ぎれば、近隣の勤め人たちで席は瞬く間に埋まり、あちこちから「カツオ」を頼む声。「ですよね」と、心の中で小さく頷きながら箸を進める。
小鉢は、スナップエンドウと小松菜の胡麻和え、自家製のぬか漬け。そして、味噌汁。この一椀があることで、定食としての輪郭がきりりと締まる。料理の旨さはもちろん、この端正な定食としてのたたずまいが、すずらんに来る理由のひとつ。今日もまた、大正解。
【お店情報】
一膳めし屋 すずらん 荻窪5-11-12 荻窪マンション 1F 地図
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