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2026年5月12日

炉の鳥 漬けばらちらし丼 (銀座)

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先日、銀座一丁目を歩いていて心惹かれるランチ看板に出会った。店名は「炉の鳥」。場所は、かつて「三州屋の銀座一丁目店」があったあの場所だ。炉端や炭火焼などを主軸に据えた日本料理店とのことで、品書きには、「漬けばらちらし丼」や、食欲をそそる「炙りたてのかつお重」の文字が躍る。

1階というが、そこはエレベーターのエントランスのみ。よく見ると奥の突き当りのガラス戸越しにカウンターを望み、意を決して扉を開けると、そこには高級感のある空間が広がる。先客が2組ほどだったが、自分の後にも続々と客が訪れ、8席のカウンター席は瞬く間に埋まった。

手元の献立を眺めると、あの日見かけた「かつお重」の姿はなかった。その日の仕入れが反映されるラインナップには、代わりに鰤やサーモンの丼、河豚鍋も。悩んだ末に、定番の「漬けばらちらし丼(小)」を願い出た。

運ばれてきたのは、色とりどりの具材が隙間なく敷き詰められた一段重。ちなみに「大」を選ぶと、豪快な丼での提供となる。タレを纏ってねっとりと官能的な旨味を放つ鮪に、噛むほどに甘味が弾けるぷりぷりの蛸。そこに彩りを与える玉子と、時折弾ける胡瓜の清涼感が小気味よい。

そのままで堪能した後は、わさびを添えて輪郭を際立たせ、自家製のガリの酸味で口内をリセットする。米を覆い尽くさんばなりの具の多さはたまらない贅沢。米が足りない方には、「追いご飯」が無料というのもうれしい。添えらえたアオサと油揚げの味噌汁も、丁寧な仕事ぶりが染みわたる。

漬けばらちらし以外は、仕入れ次第である程度変わる様子。一期一会の献立を求めて、また暖簾をくぐりたくなる一軒だ。

【お店情報】
炉の鳥 銀座1-6-15 1F 地図

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