青松 麻婆茄子定食 (阿佐ヶ谷)

久しぶりの在宅勤務。これといった目当てはないものの、馴染みの店の日替わりや週替わりを眺めながら、その日の気分を測る。道すがら、ある中華料理店の看板に書かれた「ムースーロー」の文字に心が揺れたものの、最終的に足を止めさせたのは、阿佐ヶ谷駅のほど近くに佇む『青松』。目当ては、日替わりメニューの「麻婆茄子」。
たびたびメディアに登場する地元きっての人気店。こぢんまりとした入口とは裏腹に、奥行きのある店内は本日も盛況。それでも料理の提供が早く、小気味よい回転の良さは相変わらずの魅力。
「お待たせしました」の声とともに運ばれてきたのは、土鍋に盛られた熱々の麻婆茄子。
この店において「土鍋」を冠するメニューは確実に美味い、と思っているものの、まさか日替わりでこの器に出会えるとは嬉しい誤算。
立ち上る湯気と、油を纏った茄子の艶やかな表情。火傷しそうなほど熱々の一切れを口に運べば、調味料の旨味をたっぷりと吸い込んだ茄子が、とろりと口中で解ける。まさに天才的な美味しさ。ふと見渡せば、白米の上に載せて「オンザライス」を堪能している先客があちこちに。そう、誰もがこの美味の方程式を知っている。
セットのご飯に漬物、優しい味わいのかきたまスープ。そして食後の杏仁豆腐。ふと周りの注文に耳を傾けると、この暑さのせいか「冷やし中華」を頼む声もちらほら。季節を映す麺の誘惑。次回は、冷たい麺をすする自分の姿を想像しながら、店を後に。
【お店情報】
青松 阿佐谷北2-13-4 地図
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