旬香亭 帆立フライ定食 (丸の内)

先週の社内ランチミーティングで、丸の内の旬香亭の名が挙がってからというもの、心は決まっていた。そろそろ名残惜しいカキフライの季節。久しぶりに美味しい洋食を堪能したいという欲求が、むくむくと沸き上がっていた。
ランチタイムは言わずと知れた混雑店。昼休みを告げるチャイムと同時に、はやる気持ちを抑えきれず店へと急ぐ。ビルの地下に位置するため、天候に左右されずに待てるのはありがたいが、それでも気が急く。幸い店前の行列はなく、店内の空席を認めて胸をなでおろした。
さて、何を食べようか。季節限定のカキフライは、まだ健在だ。定番のハンバーグ&フライも捨てがたいし、グラタンもいい。そんな中、ふと目に留まったのは同じく季節限定の帆立フライ。帆立フライも好きなんだ。
まず運ばれてくるのがセットのスープ。季節によって少しずつ変化があって、今日は帆立出汁のじゃがいものポタージュ。滑らかながら、ぽってりとした厚みのある舌触り。その温かさが主役を迎えいれるための胃を優しく整えてくれる。
そして待ちに待った帆立フライがお目見え。皿の上には、きつね色に輝く大振りの帆立フライが3つ。ナイフを入れると「ザクッ」と小気味よい音を立て、刃が貝柱までストンと沈む。なるほど、貝柱だけでなくヒモなどの可食部を丸ごと揚げてあるんだ。火入れは絶妙。レアすぎず、火を入れすぎず、噛みしめるほどに帆立の甘味が口いっぱいにじわりと広がる。
玉子たっぷりのタルタルソースをまとわせ、時にはレモンを一絞り。「シーフードによく合いますよ」と勧められた卓上ソースで味を引き締めたりと、一口ごとに変化を楽しみながら、名残惜しくも一気に完食していた。
周囲を見渡せば、近隣に勤める方のほか、外国からの旅行客や、観劇を控えた方々とという方と客層は多彩。選ぶメニューも違えど、運ばれてきた皿を前に綻ぶ幸せそうな笑顔は、みな同じだ。
【お店情報】
目白 旬香亭 丸の内店 丸の内3-2-3 二重橋スクエア B1F 地図











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